2020年12月17日に弊社主催で行ったウェビナー「2021年、東南アジアビジネスの展望 - 海外M&A・合弁組成による事業機会- 」の内、弊社代表パートナー楠本隆志のプレゼンパートを公開します。以下、概要です。
今、世界中で何が起こっているのか。私は皆さんに「もう恐慌に入った」と思って行動するべきであるとお伝えしたい。今から経営者の目線で過ごし、自分のいる会社、部門のSWOT分析をし、デューデリジェンスをして、状況をはっきりと理解した上でとるべき行動をとって下さい。
コロナ禍においてもM&A案件は動いています。手をこまねいていると時代にどんどん取り残されていきます。
では、海外進出において何が大切か。それは「互いの強みを生かした現地パートナーと協業すること」です。私たちはこれを“成功の方程式”として掲げ、西村あさひ法律事務所、三菱地所、日活・日本テレビ、鴻池運輸等様々な会社の海外進出をサポートしてきました。
ASEANで海外進出を検討する時には多くの落とし穴があります。まず肝に銘じてほしいのが、いいM&A案件は待っていても出てこないということです。私たちは能動的に仕掛けていきます。ターゲットが決まっていれば直接的に、決まっていない場合はロングリスト、ショートリストを作り、オーナーに徹底的に会い、交渉を持ちかけていく。いい会社を買おうと思ったら、この“パートナー探索プロジェクト”しか方法はありません。その他にも、二重帳簿で正しい企業価値算定ができない、ずさんな内部統制でコンプライアンス上瑕疵がある等の問題もあります。教科書的なM&Aでは対応できません。会社が出来上がったとしても、経営を軌道に乗せるまでの道のりも険しいです。私たちはPMIまで一気通貫でサポートします。
最後に、海外事業はどれだけいいパートナーがいても必ず困難にぶち当たります。海外進出は「第二の創業」であるという認識を持って下さい。そして、志、覚悟、熱意、迫力を持って、現地企業のオーナー様と会い、M&A、合弁をさせて頂くという姿勢で臨んでいく。これが皆さんに是非もって頂きたい考えです。
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